もう調理室から、おいしい匂いがしてますね。
あっ、お入りの前にここで手洗いを。お弁当づくりをするフロアに入るときは、見学の方にも手洗いをお願いしているんです。スタッフはいつも石けんと逆性石けんの2種類で指先からひじまでよく洗い、ローラーで髪の毛を取り、エアシャワー室でほこりを取って入室しています。さ、まいりましょう。
ほぅ、これがお弁当に使われるお米ですね。
そうなんです。お弁当は米が命ですから、宮城県産の減農薬・減化学肥料栽培米のひとめぼれを使っています。その日に必要な量だけを精米しているので、おいしさを逃さないんですよ。
粒がツヤツヤ。お米が立ってますね。
そこが腕の見せどころですから。炊き上がったご飯は、炊飯担当スタッフが食味も確かめています。新米だったり、米そのものの性質の違いで、微妙に硬めだったり、軟らかくなったりすることがあるんです。そんなときは水加減や火加減の調整が大事な作業になります。
この野菜もシャキッとみずみずしい!
季節感が欠かせないお弁当ですから、素材の鮮度と品質は絶対にゆずれないところです。いつ納品され、消費期限はいつか、きちんと納入業者さんに書いてもらうようにしているんです。そうすれば、現場の誰もが新鮮さをチェックできるでしょ。
うまそうだなぁ、牛たん。一枚一枚炭火を使い、手で焼き上げているんですか。
備長炭で焼き上げる牛タンは、焼き加減を五感で判断しますから機械にはまかせられないんですよ。炭火でうっすらと脂が浮き、いい匂いがして、こんがり網目がついた状態が食べごろです。お客さまには一番おいしい状態で召し上がっていただきたいですからね。
これは、何を測っているんですか?
熱がきちんと中まで通っているか、温度センサーで測っているところです。それぞれ素材を調理するたびに、必ずチェックします。製造過程で担当責任者による食味チェックも欠かしません。どれだけコンピュータが発達しても、味わいは私たち人間がたしかめます。それが、おいしさの秘訣でもあるんです。